うちの黒猫part2


さて、ピュアがウチに来て 最初に驚かされたのは、その運動能力です。
なんせ 猫ははじめてでしたからね。

早速 予防注射をして、「今日はあまり激しい運動をさせないように」とのことだったので、
外に出たがっても出してあげないでいると、ずっと鳴き続けるんです。
とにかく鳴き続ける。こんなにうるさければそりゃあアパートは無理だよというくらい。
夜もうるさくて眠ることもできないので、仕方なく
外の風だけでもと 2階のベランダへの掃き出し窓を少しだけ開けておいて眠ってしまったんです。

すると 翌朝 ピュアがどこにもいないのです。
慌てて家中を探しましたがどこにもいません。
しばらく探していると 庭からリビングの掃き出し窓に向かって「にゃー」と鳴き声がします。
窓を開けると、ピュアが当たり前の顔をして入ってきました。
そうなんです。知らないうちに 2階のベランダから飛び降りちゃったらしいのです。
猫が塀の上などから飛び降りるのは知っていましたが まさか2階から飛び降りるとは思ってもみなかったので
ほんとうに驚きました。
その時はまだ多分 1才にもなっていなかったはずです。

その頃住んでいた家は、ちょっとした雑木林がある公園に面していて、
家から出たり入ったりしながら 自由に楽しくやっていたんではないでしょうか。
友達らしい茶色の猫を連れて入って来てびっくりしたこともありました。

さて、雑木林みたいなところで猫が遊んだらどうなるか?
そう 狩りをするんです。

可哀想な小鳥のヒナを何度泣きながら庭に埋めたことか。
すずめ、メジロ、土鳩のヒナ・・・
プレゼントのように 誇らしげに わざわざ玄関先に持ってくるのです。
「かわいそうだから止めてね」って何度言い聞かせてもだめです。猫だから・・・

夏になると玄関で瀕死のセミがジージーとあばれているし、
目の前で、逃げるために自分でしっぽを切り離すトカゲも見ました。
ダイニングテーブルのうえにヤモリの死骸が置かれていたこともありました。

他にも 野ネズミ、モグラ、コウモリまで。
かわいそうで見たくはないけれど、素晴らしいハンターだとは思います。
コウモリなんて ヒラヒラとものすごくすばしっこいし、モグラを捕らえるにはどれだけ待ち伏せたんでしょうか。

最近では年を取ったからか すっかりそんなこともなくなり・・・
でもそうすると、狩りをしていた 若かった頃のピュアが懐かしくもあります。
あんなに「やめてね」って言ったのに。
でももしかしたら、私が喜ばないから持ってくるのを止めただけかもしれないですね。





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